後の先を取る
2022.03.03
カテゴリ：気づき
後の先を取る
武術において、
『先の先を取る』
という概念があります。
相手が動くその前に先手を取る、
ということです。
それは体の起こり、
力み・緊張、
姿勢、
目、
オーラ、
など様々な観察により、
動作があります。
そして１２３４５というような動きがあったとします。
例えば１で動くという緊張が起こり、
２で足先が動く、
３で骨盤が動き
４で背中や腕が動き始め
５で拳や剣が自分に届く、
というような感じです。
その１の刹那、
自分は相手に対して５を当てる、
というものです。
武術家同士の両者が動いていないように見える時、
そういったやり取りがなされています。
そしてタイトルの『後の先を取る』は、
例えば相手の選択肢が１２３４５と５種類あったとします。
それを、
自分が仕掛けることにより、
２か５しか選択肢がないように誘導します。
先に自分が動き、
予測できる相手の『後』があり、
その『後』に対する『先』を取るのです。
少し難しいかもしれませんが、
理解できれば人間関係などの日常にも活かせます＾＾
