自我の解体

もしも『私』が『私』ではなくなって、
人のことだけ思いやれるようになったら、
どうなるのでしょう。

もし『誰』かが、
自分のことを考えずに、
『私』のことだけ思ってくれたら、
きっと涙が出てしまうそうなくらいうれしく感じることでしょう。

なら、
『私』もそうしたい。

『私』というものをなくして、
シンプルに、
『私』が無くなれば他の誰かのことを考え、
その人がうれしいこと、喜ぶことを喜べるようになったら、
そんな世界が本当の世界であるし、
そんな世界の住人になりたいと思うなら、
それを表現していくしかないでしょう。

どこからそれを表現する？
ゼロポイントはどこでしょう？

今、
ここ、
しかありません。

私が『私』を解体して、
その世界を表現していくことが、
最初で最後の一歩となることでしょう。

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