花畑へ
花畑へ
理想を掲げて、提案すると「そうなると確かに理想的だね」というような答えと同時に「それはお花畑だね」というような、声なき声を訊くことがあります。
その人の中にある常識にないことなので、想像も、理解もできないししようともしないのです。
その人の常識とは、それまでに培ってきた、その人にとってはとても大切なものだったりします。それがあるからこそ、今の自分があり、自分を守ったりなにか人より優れたものにしていると思っています。
そういったものを手放すことは容易ではないかも知れません。
そういう方の方がむしろ多数です。そんな反応は全く不思議なことではないかもしれません。
そうして、そうした大きなうねりのようなものに飲み込まれていくと、かすかに観えた光すら観えなくなり、だんだんと意識を削がれていってしまうのです。
それはやがて『無意識』となり、自分(エゴ)が喜ぶことだけを探し始めるようになってしまいます。当店が提案している心地いいとソレとは全く異なるものです。一時の優越感や、他者との比較によるものなど、幻想にすぎません。
しかし、無意識となるとその方向に流れるのが常。
そっちの方がよっぽどお花畑です。気づかないと。大切なことに。間違うことはあるかも知れません。そんなことはどうでもいいこと。ただ修正すればいいだけのことですから。無意識になってしまうことがとても重大です。
ほんの少しの羽休めがすんだなら、また、取り組みましょう。その先に在るのは、平穏と幸福です^^