歩きながら疲れを取るということ
歩きながら疲れを取るということ
歩きながら症状や疲れを取る、ということは非常識?
「そういう非常識なことができると教わったのですが、本当に可能なのでしょうか?」
というような質問を頂戴しました。
答えはyes.
まさに最近好んでよくやっていることでしたから。
そのことを掘り返してみたら、思い浮かんだのがランナー時代のこと。
『ランナーズ・ハイ、セカンドウィンド。』
それまで体の重苦しさでいっぱいだったのが急に心地よくなったり、体がとーっても軽くなるのです。その瞬間。
でもそれは走っているトータルの時間からするとほんの一瞬。数分くらいのものです。
もし、それがずっと続いたら?
一般的には現実離れしたような疑問が、そういうのがヒントとなったりします。
ある賢者との対話にもあります。
聴衆の質問で、何十年もセックスしないでいられるのですか?
その答えは、「いつも絶頂であったなら、一瞬の快楽など必要なのでしょうか?」
常に、不変の。
いつも心地いい状態で在れたなら、
いつも負担のかからない心身の使い方ができたなら、
いつも本当の状態で在れたなら。
そこに症状はないのかもしれません。
もしそこから抜けて症状を作っていたとしても、そこに戻る作業をすることによって症状は消えていくのです。
歩くということを、その状態に戻る作業とするれば、
歩くということが、心身を整える作業になるのです。
一般的には、ヨガや瞑想や温泉や整体などがそれにあたるとイメージされている方が多いかもしれません。
でも本当は、いつだってどこからだって可能なことなのです。