甘やかしと優しさ
甘やかしと優しさ
なぜ一般的な整体では受けたときしかよくならないのでしょうか?
時間と共に症状が戻ってしまうのでしょうか?
お話をお伺いしていると、『整体やマッサージを受けたときはいいのだけど。。。』という声をよく聞きます。
そのため「整体ってその時だけだよね」という印象を持たれている方も少なくないのではないかと思います。
実際、多くの整体ではそのような現象が起きていることと思います。それはなぜかというと『あまりにも症状にとらわれている』ことが原因なのです。
物事にはその因があります。症状もしかり。そのもとの因となるところが変わらなければ、結果も変わらないのです。
穴の開いたバケツに水を満たしたいとき、水を満たすことにとらわれすぎると、頑張って水を注ぐことに力を尽くしてしまいます。一時的に満たされたように見えても、その水がなくなるのは時間の問題です。
まずは水を注ぐ前(症状の患部を調整する前)に、穴をふさぐこと(原因を調整すること)から始めなければならないのです。
原因にちゃんと対策を取れば、結果が変わるのも時間の問題です。
つまり、そのときしかよくなったと感じることができない整体は、穴の開いたバケツに水を注いでいる状態なのです。
それを私は、甘やかしの整体だと思っています。
バケツの穴をふさぐには、日常生活を変える必要があるのです。そしてそれは、本人の意識や取り組みがなければなされるものではありません。それを無視して、全部やってあげよう、という甘やかし。
子育てと同じで、それでは成長しません。学ぶまで、より時間が必要になります。
そうではなく、ここで提供するのはやさしい整体。
例えでよくあるのが、海辺に住むお腹を空かせた人に、魚を与えるのか釣り方を伝授するのか、の違い。
緊急性があれば魚を与える方がやさしさとなる場合もあるでしょう。でも魚を与えることができる人がずっと一緒にいられるわけではありません。魚の取り方を教える方がその人の為にもなるやさしさなのです。
盛岡自然整体-aru-では、状況によっては甘やかし整体を提供しますが、芯には、優しさを抱いてセッションを提供しています。