正しい姿勢
2018.09.25
カテゴリ:情報
正しい姿勢
一般的に正しいと言われる姿勢があります。それは、解剖学的に見て正しい姿勢ということです。以前は私もそれを推奨していました。ところが最近は、どうもそれが、正しいと言われる姿勢が正しいとは限らない、と感じるようになってきたのです。
解剖学的正常位は、確かに参考、目安にはなります。また、その姿勢においては、負担は最小限であり、症状はほとんど消失します。
つまり、解剖学的正常位をとれるかどうか、その柔軟性があるかどうかが本当に大切なことであり、日常の姿勢までもそうである必要はないのです。
それどころか、本当にリラックスした人は、少し猫背気味であることが観察すればわかります。武術の達人や、○○の達人、皆さんそうです。ピッとした姿勢でいる境地の先には、少し緩ませた姿勢が観えてくるのです。
さらに、柔軟体操やストレッチなどは一切しない、にもかかわらず体は柔らかい、しなやか。生き方として、日常として力みがない姿勢とは、そんなことを考察して提案していきます。
どうか皆さんも、世間の常識、というものに惑わされないように。参考にはなります。でも盲信してしまわないように。自分で感じて、腑に落ちたものを信じてみましょう。