話してはいけないこと
話してはいけないこと
ビジネス上話してはいけないとされていることがあります。それは、
・政治
・宗教
・野球
です。
それは、一生懸命応援するあまり、反対の意見を持つ方を『敵』として見てしまうことがあるからです。熱くなりすぎると、けんかになる可能性すらあります。
そんな火種を作るべきではないから、ビジネスの時、とくに初対面の人とはそんな話をするべきではない、というものです。
でも、そんな小さなことで仲たがいするのはおかしいです。
意見の違いを認め、その違いを議論する。健全だと思います。
多くの方と接する機会をいただき、感じるのは、みなさんやさしい、ということです。
そのやさしさのもとは『気づかい』です。
そんな中でも苦しむ方がいて、どうしてかというと、気づけるという能力が『気になる』に変化してしまっているのです。気にしすぎてしまって、他人にイライラしたり、自分にイライラして罪悪感に苛まれてしまったりしています。
人間の特性なのか、日本人の特性なのか、いいところよりも悪いとことを探す能力に長けている方の方が多いように感じます。
長所を伸ばそうとするよりも、短所を治そうとする、という感じです。
そうして、悪いところはないか、悪いところはないか、と探しはじめ、見つけ続け、結局自分で病気を創ってしまっていたりします。
そうじゃなくて、相手のいいところに気づき、認めることを忘れてはいないでしょうか。
根底にその心を忘れてしまっているから、政治や宗教や野球の話ができないのです。それができていれば、敵チームであっても尊敬できる選手がいたり、応援するチームであってももっとしっかりしてほしい選手がいたり、客観的に政治も宗教も野球も楽しめると思うのです。